この度、友情結婚いたしました。
ブツブツと文句を言っているけれど、でもこんな話を聞いて黙ってなどいられるはずない。

「分かるように一から説明してくれない？なんなの？ストーカーって！」

小声で聞くも、興奮のあまり呼吸が荒くなってしまう。
そんな私に春樹は怯みながらも、順を追って話してくれた。

「実は一ヵ月前に大学の友達に誘われて合コンに参加したんだ。なんでも相手がお嬢様系の大人しい子達だっていうからさ」

っとに二十八歳にもなって学生ノリで合コンとか、聞いて呆れる！
でも今はそれに突っ込んでいる場合ではない。

「それで？」

急かすように言うと、ますます春樹は弱腰になる一方だった。

「そこでその……可愛い子をお持ち帰りしたわけでして……」

相変わらず節操のなさに呆れて大きな溜息が漏れてしまう。

「それでっ！？」

頭を抱えながら問いかけると、春樹はさらに声のボリュームを下げながら語り出した。
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