この度、友情結婚いたしました。
「なによ、まどかってばいつの間に春樹のこと好きになっちゃったわけ!?」
「好きっ……!なのかなぁ、やっぱ」
過剰に反応するも、ストンと落ちてくる言葉に脱力してしまう。
ずっと考えたくなくて、自分の気持ちにフィルターをかけてしまっていたけど、やっぱり私は春樹のことが好きなのかな?
だからこんなにも心を乱されちゃっているの?
なかなか出ない答えに頭を抱えてしまうも、あさみはバッサリ言い捨てた。
「好きに決まってるじゃん。っていうかずっと思っていたんだけど、まどかは昔から春樹のことが好きだったんじゃないの?」
「まさかっ!昔からとかあり得ないけど!」
これにはさすがに声を荒げてしまう。
そうだよ、昔から春樹を好きだったとか百二十パーセントありえない話だよ。
「だってあの春樹だよ?とっかえひっかえ遊びまくっていた最低男だよ!?それを知った上で好きだったなんて……」
「今がそれじゃん」
「うっ……!」
鋭い突っ込みにぐうの音も出ない。
「それに好きじゃなきゃいくら友情結婚って言っても、本当に結婚しないでしょ。嫌いな相手だったら一緒に暮らせもしないだろうし。あんたは気づいていなかっただけで、心のどこかで春樹のことを想っていたのよ」
あさみの話に耳を疑うばかりだ。
素直に受け入れられない。昔から春樹を想っていたとか。確かに春樹はずっと付き合っていきたい友達のひとりだと信じて疑わなかった。
なんでも話せるし、私のこと理解してくれているし。いい奴だなって思うし。
でもそれが好きと結びつくの?
「好きっ……!なのかなぁ、やっぱ」
過剰に反応するも、ストンと落ちてくる言葉に脱力してしまう。
ずっと考えたくなくて、自分の気持ちにフィルターをかけてしまっていたけど、やっぱり私は春樹のことが好きなのかな?
だからこんなにも心を乱されちゃっているの?
なかなか出ない答えに頭を抱えてしまうも、あさみはバッサリ言い捨てた。
「好きに決まってるじゃん。っていうかずっと思っていたんだけど、まどかは昔から春樹のことが好きだったんじゃないの?」
「まさかっ!昔からとかあり得ないけど!」
これにはさすがに声を荒げてしまう。
そうだよ、昔から春樹を好きだったとか百二十パーセントありえない話だよ。
「だってあの春樹だよ?とっかえひっかえ遊びまくっていた最低男だよ!?それを知った上で好きだったなんて……」
「今がそれじゃん」
「うっ……!」
鋭い突っ込みにぐうの音も出ない。
「それに好きじゃなきゃいくら友情結婚って言っても、本当に結婚しないでしょ。嫌いな相手だったら一緒に暮らせもしないだろうし。あんたは気づいていなかっただけで、心のどこかで春樹のことを想っていたのよ」
あさみの話に耳を疑うばかりだ。
素直に受け入れられない。昔から春樹を想っていたとか。確かに春樹はずっと付き合っていきたい友達のひとりだと信じて疑わなかった。
なんでも話せるし、私のこと理解してくれているし。いい奴だなって思うし。
でもそれが好きと結びつくの?