この度、友情結婚いたしました。
うん、そうだよね。琢磨なら大丈夫だ。
いまだに言い争いをしているふたりを、俊哉さんとふたり見つめてしまっていた。
「こんばんは、いつもお世話になっております」
仕事帰り、ナースステーションで面会手続きをし、早速春樹が入院している病室へと向かう。
ここ三日間、仕事が忙しくて来れなかったからな。
もしや寂しがってくれているだろうか。
そんなことを考えちゃうと自然とニヤけてしまう。
だけどさすがにこの顔のまま病室に入るわけにはいかない。
ドアの前で顔を引き締め、いざドアを開けようとした時、ふと病室内から聞こえてきた声に手が止まってしまった。
「……もー、大沢さんってば口がうまいんだから」
「えー、本当のことだって!梅沢さんに担当してもらえて、俺幸せですよ」
なぬっ!?
聞き捨てならない会話に、そっと忍者の如くドアを少しだけ開けて、中の様子を見ると真っ先に春樹のデレデレとしたアホ面が目に飛び込んできた。
「そんなこと言ったら、奥様に怒られちゃいますよ?」
「平気平気!あいつ最近忙しくて、来られないって言ってたし。今日だって俺のこと放っておいて、呑気に仕事してるんだから」
あらあらまぁ、よくもそんなことが言えたものだ。
なら堂々と登場してみせようじゃない。仕事をしていると思っているアホな旦那様の前に。
いまだに言い争いをしているふたりを、俊哉さんとふたり見つめてしまっていた。
「こんばんは、いつもお世話になっております」
仕事帰り、ナースステーションで面会手続きをし、早速春樹が入院している病室へと向かう。
ここ三日間、仕事が忙しくて来れなかったからな。
もしや寂しがってくれているだろうか。
そんなことを考えちゃうと自然とニヤけてしまう。
だけどさすがにこの顔のまま病室に入るわけにはいかない。
ドアの前で顔を引き締め、いざドアを開けようとした時、ふと病室内から聞こえてきた声に手が止まってしまった。
「……もー、大沢さんってば口がうまいんだから」
「えー、本当のことだって!梅沢さんに担当してもらえて、俺幸せですよ」
なぬっ!?
聞き捨てならない会話に、そっと忍者の如くドアを少しだけ開けて、中の様子を見ると真っ先に春樹のデレデレとしたアホ面が目に飛び込んできた。
「そんなこと言ったら、奥様に怒られちゃいますよ?」
「平気平気!あいつ最近忙しくて、来られないって言ってたし。今日だって俺のこと放っておいて、呑気に仕事してるんだから」
あらあらまぁ、よくもそんなことが言えたものだ。
なら堂々と登場してみせようじゃない。仕事をしていると思っているアホな旦那様の前に。