わたしは年下の幼馴染に振り回されています
行先も決めずに出かけたこともあり、近くをぶらついていた。
「どこか行きたいところはある?」
「美月と一緒ならどこでもいいよ」
そう言われると、返す言葉もなくなってしまう。
どうしようと思ったとき、可愛い洋服が目にはいる。
最近オープンしたのか見たことのないお店だ。
心惹かれるが、拓馬はこういうところに行きたいか分からない。そう考え、そのまま通り過ぎようとした。だが、突然拓馬がわたしの手をつかむ。
「寄ろうか」
わたしが戸惑っていると、拓馬が笑顔を浮かべる。
「顔に書いてあるよ」
心を見透かされたようでどこか気恥ずかしく感じながらも彼の優しさを受け入れることにした。
中に入り、わたしお店の奥にある木製の棚にかけてある白のコットン地のワンピースを手に取り、拓馬に見せる。
「どう思う?」
「似合うと思う」
いつもと同じ彼の表情が引っかかり、その隣の明るいピンクのワンピを見せた。
「これは?」
「似合う」
「拓馬は似合うしか言わないんじゃないの?」
「どこか行きたいところはある?」
「美月と一緒ならどこでもいいよ」
そう言われると、返す言葉もなくなってしまう。
どうしようと思ったとき、可愛い洋服が目にはいる。
最近オープンしたのか見たことのないお店だ。
心惹かれるが、拓馬はこういうところに行きたいか分からない。そう考え、そのまま通り過ぎようとした。だが、突然拓馬がわたしの手をつかむ。
「寄ろうか」
わたしが戸惑っていると、拓馬が笑顔を浮かべる。
「顔に書いてあるよ」
心を見透かされたようでどこか気恥ずかしく感じながらも彼の優しさを受け入れることにした。
中に入り、わたしお店の奥にある木製の棚にかけてある白のコットン地のワンピースを手に取り、拓馬に見せる。
「どう思う?」
「似合うと思う」
いつもと同じ彼の表情が引っかかり、その隣の明るいピンクのワンピを見せた。
「これは?」
「似合う」
「拓馬は似合うしか言わないんじゃないの?」