わたしは年下の幼馴染に振り回されています
「何でも嬉しいと思うよ」
「そう言われてもね」
「じゃあ、彼女の部屋にあるものとかは分かる?」
「ぬいぐるみかな。ベッドとか机の上とかにたくさん置いてあるよ。ばあちゃんがよく買ってくれたんだってさ」
さっき感じた独占欲を申し訳なく思いながら、店内に陣取っているぬいぐるみの群を見つけた。
「あそこから選べばどうかな? きっと喜ぶと思うよ」
彼とそこまで行くが、難しそうにそれらを見つめていた。
「どれがいい?」
「拓馬が選んだほうがいいよ」
「ウサギと、クマと、ブタと、ネズミはどれが好き?」
「クマかな。でも拓馬が決めたほうがいいよ」
彼は結局、最初に選んだウサギをレジに持っていく。
だが、戻ってきた彼は二つの袋を持っていた。そのうち、小さな袋をわたしに渡す。
「お礼」
彼の許しを得て袋を開けると、小さな熊のぬいぐるみが入っていた。
だが、そっと握りしめると、拓馬にお礼を言った。
わたしたちはそれからてきとうにふらふらし、日が落ちる前に天気が悪くなってきたこともあり、帰ることになった。
「そう言われてもね」
「じゃあ、彼女の部屋にあるものとかは分かる?」
「ぬいぐるみかな。ベッドとか机の上とかにたくさん置いてあるよ。ばあちゃんがよく買ってくれたんだってさ」
さっき感じた独占欲を申し訳なく思いながら、店内に陣取っているぬいぐるみの群を見つけた。
「あそこから選べばどうかな? きっと喜ぶと思うよ」
彼とそこまで行くが、難しそうにそれらを見つめていた。
「どれがいい?」
「拓馬が選んだほうがいいよ」
「ウサギと、クマと、ブタと、ネズミはどれが好き?」
「クマかな。でも拓馬が決めたほうがいいよ」
彼は結局、最初に選んだウサギをレジに持っていく。
だが、戻ってきた彼は二つの袋を持っていた。そのうち、小さな袋をわたしに渡す。
「お礼」
彼の許しを得て袋を開けると、小さな熊のぬいぐるみが入っていた。
だが、そっと握りしめると、拓馬にお礼を言った。
わたしたちはそれからてきとうにふらふらし、日が落ちる前に天気が悪くなってきたこともあり、帰ることになった。