Repair of the world~フルート吹きの魔法使い2~
ウェインの国は一体どれだけ悲惨な事になっているのだろう。
考えただけで胸が痛い。
「ウェインの国は、ここからどのくらいなの?」
「歩きで1週間ってところか。ひとつ山を越えなければならない」
一週間・・・。
またあの嫌な臭いに耐えながら歩かなきゃいけないのか・・・。
思わず顔が歪んでしまう。
修理道具とフルートと楽譜、そしてここで貰った何枚かの衣類を袋に入れ、私達は城のシェルターから出た。
出た瞬間に鼻に付く生臭い香り。
やっぱり何回嗅いでもこの臭いは慣れない。思わずえずいてしまい、ストールで厚めに鼻元を覆う。
「ちょっと待ってください」
城を出て、街の出口に差し掛かった時、後ろから呼び止められた。
振り向くと、そこにはジェイクの姿があった。
考えただけで胸が痛い。
「ウェインの国は、ここからどのくらいなの?」
「歩きで1週間ってところか。ひとつ山を越えなければならない」
一週間・・・。
またあの嫌な臭いに耐えながら歩かなきゃいけないのか・・・。
思わず顔が歪んでしまう。
修理道具とフルートと楽譜、そしてここで貰った何枚かの衣類を袋に入れ、私達は城のシェルターから出た。
出た瞬間に鼻に付く生臭い香り。
やっぱり何回嗅いでもこの臭いは慣れない。思わずえずいてしまい、ストールで厚めに鼻元を覆う。
「ちょっと待ってください」
城を出て、街の出口に差し掛かった時、後ろから呼び止められた。
振り向くと、そこにはジェイクの姿があった。