Repair of the world~フルート吹きの魔法使い2~
ウェインの言葉に、ジェイクは声を出して笑う。
「ハハッ・・・、やはりあなたもそう、だったんですね。ああ、だから綺麗事を言う奴は大っ嫌いなんだ。本当にそう思っているのか?・・・違うだろう?お前の心の本音はそんなのではないはずだ。もっともっと汚くドロドロとして、その言葉とは正反対の事を考えているだろう!?」
「ジェイク・・・!!」
「本当は私と同じようにリオンを自分の中で囲い離れないようにして、自分の愛の中で生きていけばいいとそう思っているんじゃないのか?お前はリオンを愛――「やめろ!!!」」
言葉を遮るようにして、ウェインは叫び立ち上がる。
大きな声に反応して、璃音は少し身体をよじらせた。
だが、その後の静けさでまた璃音は静かに寝息を立て始めた。
「やめろ・・・やめてくれジェイク。俺はそんな風には思っていない。俺は・・・」
頭を抱えるようにして、ウェインは俯く。
心の中を見られたくない、とジェイクを避けるようにそのまま背を向けた。
ぽたり、と額から汗が地面に落ちる。
「ハハッ・・・、やはりあなたもそう、だったんですね。ああ、だから綺麗事を言う奴は大っ嫌いなんだ。本当にそう思っているのか?・・・違うだろう?お前の心の本音はそんなのではないはずだ。もっともっと汚くドロドロとして、その言葉とは正反対の事を考えているだろう!?」
「ジェイク・・・!!」
「本当は私と同じようにリオンを自分の中で囲い離れないようにして、自分の愛の中で生きていけばいいとそう思っているんじゃないのか?お前はリオンを愛――「やめろ!!!」」
言葉を遮るようにして、ウェインは叫び立ち上がる。
大きな声に反応して、璃音は少し身体をよじらせた。
だが、その後の静けさでまた璃音は静かに寝息を立て始めた。
「やめろ・・・やめてくれジェイク。俺はそんな風には思っていない。俺は・・・」
頭を抱えるようにして、ウェインは俯く。
心の中を見られたくない、とジェイクを避けるようにそのまま背を向けた。
ぽたり、と額から汗が地面に落ちる。