Repair of the world~フルート吹きの魔法使い2~
「うん・・・、大丈夫。だけど、ウェインこそ・・・」

「俺か?なんてことないぞ?」

わざと明るい声で私にそう言ったような気がした。
そんなウェインとは真逆に、ジェイクは爽やかな笑みを浮かべている。

「おはようございます、リオン。気持ちよさそうに寝てましたね」

「え?あ、おはよう・・・ジェイク。不思議ね、こんな場所でも寝られるもんなのね。ちょっと身体は痛いけど、しっかり寝たみたいで頭はスッキリしてるわ」

二人の対照的な表情に戸惑いながらもそう答えた。
それからフルートを吹き、食材を出しそれを食べて少し腹ごしらえをすると、その場を後にする。

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