Repair of the world~フルート吹きの魔法使い2~
強く、なれるのかな?・・・本当に?
心から愛する人が出来たなら、リリュアさんみたいに強くなる事が出来るのかな?
そんな時に思い出すのはウェインの顔。
普段は見せないウェインの笑顔がふっと頭をよぎる。
・・・ってどうしてウェイン!?
なんでいきなり思い出すの!?
自分自身でも分からずに戸惑った。
戸惑いかそれとも別の何かなのか、私の心臓は激しく脈打っていた。
「どうしたの?頬を手で覆って」
リリュアさんにそう言われてハッと気付く。
どうやら無意識に顔が赤くなったのを手で隠していたらしい。
「いや、別に・・・」
「好きな人でも思い出した?」
「・・・え?」
リリュアさんは私の顔を見てフフッと笑い、そしてすっとその場で立ち上がった。
「あなたにこの歌を送るわ。この歌はカズマが私にくれた曲。『想い』という歌。彼の色々な気持ちがいっぱいに詰まった歌よ」
そう言うとリリュアさんは瞳を閉じ、すうっと大きく息を吸い込んで歌いだした。
心から愛する人が出来たなら、リリュアさんみたいに強くなる事が出来るのかな?
そんな時に思い出すのはウェインの顔。
普段は見せないウェインの笑顔がふっと頭をよぎる。
・・・ってどうしてウェイン!?
なんでいきなり思い出すの!?
自分自身でも分からずに戸惑った。
戸惑いかそれとも別の何かなのか、私の心臓は激しく脈打っていた。
「どうしたの?頬を手で覆って」
リリュアさんにそう言われてハッと気付く。
どうやら無意識に顔が赤くなったのを手で隠していたらしい。
「いや、別に・・・」
「好きな人でも思い出した?」
「・・・え?」
リリュアさんは私の顔を見てフフッと笑い、そしてすっとその場で立ち上がった。
「あなたにこの歌を送るわ。この歌はカズマが私にくれた曲。『想い』という歌。彼の色々な気持ちがいっぱいに詰まった歌よ」
そう言うとリリュアさんは瞳を閉じ、すうっと大きく息を吸い込んで歌いだした。