Repair of the world~フルート吹きの魔法使い2~
やがて歌が静かに終わる。
けれど私の涙は止まらず、その場で嗚咽を上げながら泣き続けた。
「・・・気付いたのね、自分の気持ちに」
「・・・っく、り、リリュ・・・アっさ・・・」
私の背中をさするリリュアさんに思わず抱き付いてしまう。
リリュアさんはそんな私を優しく受け入れてくれた。
気付くのが怖くて、ずっと隠していた自分の気持ち。
元の世界に対する未練もあって、だけど少しずつウェインに惹かれている自分もいて。
あの世界が平和になった時、私はどうなるんだろう。
私の役目が終わっても、変わらずに接してくれるんだろうか。
仮に戻れないとしたら、私はウェインと一緒にいる事が出来るんだろうか?
隣にいてくれるんだろうか?
私の事をどう思っているんだろうか?
考えるだけで不安で、どうしようもなくて。
だからずっと気付かないふりをしていた。
好きになっちゃダメだって、そう思っていた。
好きになったら自分が苦しむだけだって知っていたから。
だけど、分かってしまった。
この気持ちが分かってしまった以上私は・・・。
けれど私の涙は止まらず、その場で嗚咽を上げながら泣き続けた。
「・・・気付いたのね、自分の気持ちに」
「・・・っく、り、リリュ・・・アっさ・・・」
私の背中をさするリリュアさんに思わず抱き付いてしまう。
リリュアさんはそんな私を優しく受け入れてくれた。
気付くのが怖くて、ずっと隠していた自分の気持ち。
元の世界に対する未練もあって、だけど少しずつウェインに惹かれている自分もいて。
あの世界が平和になった時、私はどうなるんだろう。
私の役目が終わっても、変わらずに接してくれるんだろうか。
仮に戻れないとしたら、私はウェインと一緒にいる事が出来るんだろうか?
隣にいてくれるんだろうか?
私の事をどう思っているんだろうか?
考えるだけで不安で、どうしようもなくて。
だからずっと気付かないふりをしていた。
好きになっちゃダメだって、そう思っていた。
好きになったら自分が苦しむだけだって知っていたから。
だけど、分かってしまった。
この気持ちが分かってしまった以上私は・・・。