Repair of the world~フルート吹きの魔法使い2~


本当は忘れて欲しくなんてなかった。


アイツの心の中のどこかで、少しでもいい、俺の事を覚えていてくれたなら。


だから、最後に俺の気持ちを伝えたんだ。


リオンの事をもっと知りたかった。

もっとリオンに触れたかった。




だけど、もうそれは叶う事がないんだ。


俺はこの気持ちを抱えたまま、これからずっと―――・・・・。



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