Repair of the world~フルート吹きの魔法使い2~
「ウェイン。・・・この話、信じても良いのだな?お前の命に代えても」
「はい」
国王は近くにいた侍従に、目配せをする。
それに侍従は軽く一礼すると部屋を出ていき、そして黒い入れ物を大事そうに抱えて部屋へ戻った。
その物を国王に手渡す。
国王はそれを確認し、そして私に渡した。
「・・・そなたなら開ける事が出来るだろう?開けてみるといい」
私の手の中にあるものは、紛れもなくフルートのケースだ。
年数が経っているだけあって、ケースの金具は所々錆びていてケースの革も剥げている。
そのケースを恐る恐る開けると、中には見慣れたフルートが入っていた。
しかも初心者用のフルートではない。
プロが使用するある程度グレードの高い楽器だ。
これを吹いていた「ルリ」さんと言う人は、プロの奏者だったんだろうか?
頭部管はゴールド・・・。
これだけでも相当な金額の代物だ。
持つ手が震えてしまう。
「はい」
国王は近くにいた侍従に、目配せをする。
それに侍従は軽く一礼すると部屋を出ていき、そして黒い入れ物を大事そうに抱えて部屋へ戻った。
その物を国王に手渡す。
国王はそれを確認し、そして私に渡した。
「・・・そなたなら開ける事が出来るだろう?開けてみるといい」
私の手の中にあるものは、紛れもなくフルートのケースだ。
年数が経っているだけあって、ケースの金具は所々錆びていてケースの革も剥げている。
そのケースを恐る恐る開けると、中には見慣れたフルートが入っていた。
しかも初心者用のフルートではない。
プロが使用するある程度グレードの高い楽器だ。
これを吹いていた「ルリ」さんと言う人は、プロの奏者だったんだろうか?
頭部管はゴールド・・・。
これだけでも相当な金額の代物だ。
持つ手が震えてしまう。