Repair of the world~フルート吹きの魔法使い2~
3週間ほどたって、ルリさんが書いた楽譜は全て吹きこなせるようになった。
だが、肝心のあの曲だけは、どうしても吹く事が出来ないでいる。
真っ黒に染められた音符の羅列と臨時記号の嵐。
指が思い通りに動かない。
「今までの曲とは比べ物にならない難易度・・・。全く進まない・・・」
このまま吹き続けても、気持ちが落ち込んでいくだけだと思った私は、吹くのを止めて外へと出た。
外は相変わらず気持ちのいい天気だ。
ぐっと背伸びをしていると、ウェインの姿が木々の向こうに見えた。
「お疲れリオン。どうした?今日は楽器を吹かないのか?」
「ううん、吹いていたんだけど、どうしても吹けない所があってね。ちょっと休憩。・・・本当は休憩なんてしている暇ないんだろうけど」
「いや、気分転換も大事だよ。・・・そうだ、ちょっと一緒に歩くか。この森の中でいい所があるんだ。付いてきて」
そう言ってウェインは私をある場所へと連れていった。
だが、肝心のあの曲だけは、どうしても吹く事が出来ないでいる。
真っ黒に染められた音符の羅列と臨時記号の嵐。
指が思い通りに動かない。
「今までの曲とは比べ物にならない難易度・・・。全く進まない・・・」
このまま吹き続けても、気持ちが落ち込んでいくだけだと思った私は、吹くのを止めて外へと出た。
外は相変わらず気持ちのいい天気だ。
ぐっと背伸びをしていると、ウェインの姿が木々の向こうに見えた。
「お疲れリオン。どうした?今日は楽器を吹かないのか?」
「ううん、吹いていたんだけど、どうしても吹けない所があってね。ちょっと休憩。・・・本当は休憩なんてしている暇ないんだろうけど」
「いや、気分転換も大事だよ。・・・そうだ、ちょっと一緒に歩くか。この森の中でいい所があるんだ。付いてきて」
そう言ってウェインは私をある場所へと連れていった。