終わりの鐘
はぁ


一つ息を吐いて声がした方に振り返る








「なに?
双葉さん」







そう呼び返すと表情を曇らせる

h「待ってた…」








「そう?」







h「座って…」

近くにある椅子を指差す

「ん…」


グイッ

座った瞬間腕を引っ張られる









h「翔音……
私全部 “オモイダシタヨ” 」














「思い出したって?」
< 6 / 132 >

この作品をシェア

pagetop