終わりの鐘
~kanon



h「で、ここからはただの雑談




あの日のこと教えて...」




振り返った顔は冷たく突き刺さりそうなほど鋭かった...

彼女の前では嘘をつけない
そんなの昔からだ

でも
俺は嘘を顔に貼り付けた

「なるほど
そういうことか...
君が髪を切ってきた理由
そしてそのドレスとこれは僕へのあてつけだったんだね」

わざとらしく手を叩き笑う

「感謝するよ
こんな機会を与えてくれた事に...




君は自分の記憶を1つとして疑わないからね」



Tシャツの首を伸ばし縦にはしる傷跡を見せた




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