終わりの鐘









「知らないからね……
もう帰るよ……」











トン







肩を叩いて倉庫の外に出た




「「「さよならっ」」」







「うんバイバイ」







「羽音……?!」




目の前からやってきた傷だらけの獣に驚く

聞こえてない…








足を引きずりながら獣は寝ぐらに帰っていく







「羽音っっ…」






つかまえて肩をゆする






h「ん?
どした心…」








「どしたの…
羽音」







h「ちょっとやばい奴等に捕まっただけだよ…


帰るんだろ?
またな…」






そう言ってまた帰る
< 90 / 132 >

この作品をシェア

pagetop