初恋同士
「サボってたの」


「あ…」


こんなどうどうと…


「君も?」


「私はお手洗いに…」


「そっか」


「私は戻りますね。」


「うん。…あ、待って」


「はい」 


「君、名前は?」


「あ、天野…雪菜です」


「天野さんね。俺は如月恋よろしく。」


そういって如月さんは笑った。席に戻ると入学式も終盤に入ってきた。


「退屈だなぁ」


隣で璃子があくびをしながら言った。


「そうだね」


「雪菜何してたの?随分長かったけど」


「男子と話してた」


「え!逆ナン?」


「違うよ!」


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