♥同居人は♥オカマです!
お金目当てなだけなんだろうな。絶対。
*師龍*「それでも私たちの取り分は
3分の1。
後はオーナーに取られて終わりだよ?」
入場者も半端ないから3分の1でもすごい
料金だと思う。
*瑠美*「もはやツッコミを入れる
余地もないわね……」
*オーナー*「で、またなんでここに?」
*師龍*「太郎とかいう幽霊役の人に用が
あってね。」
師龍先生がそういうと、一瞬空気が
変わった。
*オーナー*「……太郎?
うちにはそんな役者……
師龍さん、太郎という人をご存じで!?」
若干怒鳴りながらオーナーさんが
訊いてきた。
*師龍*「知っているもなにも、
さっき会って来たところさ。」
師龍先生がそういうと、オーナーさんは
顔に手を当てて後ずさりした。
*オーナー*「…………きっと、ははは。
化かされたんですよ。
太郎は、私の死んだ父ですから。」
えっ!?父!?
*オーナー*「いっつも人を驚かして、
笑かして、面白い人でね。
ただ、若いうちになくなってしまって……
これが父の写真です。」
オーナーさんは古い写真を見せた。
確かにさっきの太郎さんだ!
*瑠美*「えっ、じゃあ、
私たちが見たのは……」
*蓮司*「ま、まさか!」
*瑠美&蓮司*「本物の幽霊!?」