♥同居人は♥オカマです!
*聖司*「今さらながら、
過敏に反応しすぎなのでは?
そろそろ慣れていただかないと、
色々と歌凛さん本人が支障を
来してしまうと思いますよ。」
本当にごもっともです。
毎回ビクッとするのはもう、
もともとの性格が問題なのかな。
ただ、
驚いてしまうとそれはそれで喘息が……
聖司くんが心配してくれているのは
そこだろう。
『ありがとうございます。
すみません、迷惑ばっかで』って
思わず言っちゃいそう。
*蓮司*「聖司が影を濃くすれば済みそうな話だけど。」
*聖司*「影を濃くするメリットがひとつもありませんね。」
なんか聖司くんは人を論破する
才能があるな……。
*歌凛*「なれようと
努力はしてるんですけどねぇ。」
なんというか慣れるもなにも
体質だからどうしようも……
私は蓮司くんと聖司くんの様子を伺った。
けど二人はなにも言わなかった。
私のこの一言で
この話題は終わりとなったようだ。
*蓮司*「ところで、歌凛って何にしたの?
部活とか委員会とか。」
聞いてなかったんだ……師龍先生の話。
*歌凛*「図書委員です。
部活は、まだ……。」
私が転校してきたのが結構はじめの方
だったから、
まだ部活を決めてない
遅い人もいるって先生言ってたし。
*聖司*「しかし、
候補はあるのでしょう?」