夏恋
「あの、年…とかは?」
「高2!
えっと…まいるは?」
「高1です!」
「お、近っ!
んじゃタメ口で!」
「はい!」
「まいるもタメ口でいいよ!
そっか、高1か〜
俺の後輩だ!!」
そう言うと、大地くんはニコッと笑った。
笑顔…かわいい…。
心、ギュッて鷲掴みにされた気分。
こんな人の彼女になれたら…なんて図々しいこと考えてしまう。
その他にも、お互いの自己紹介をした。
すると、おじさんの事情聴取をしていた警察がこっちに駆けつけてきた。
「もう大丈夫だからね。
このことはもう警察に任せて下さい。
ここで帰らせるのはあれだけど、気をつけて帰ってね」
「はい…!
ありがとうございました」
そして警察の人は去っていった。