姫と年下王子たち
「当ったり前♪」


翼と絢斗は、先に向かった。


「しゃーないなっ。あっち戻るか!あ、ひなちゃん写真ありがとーな!」

「ううんっ。足は大丈夫なの?」

「ヘーキ、ヘーキ♪」


俺は笑ってみせる。


実はリレーが終わってから、ズキズキが止まへんけど…。


でもそんなこと、ひなちゃんには言えへんっ!


俺は痛む足を庇いながら、クラスへ戻ろうとしたとき…。
< 1,001 / 3,957 >

この作品をシェア

pagetop