姫と年下王子たち
…なーんてっ。

ただの考えすぎだよね。


このときは、そんなに深くは考えていなかった。


しかしコウタの家に着いたあたしは、辛い現実に向き合わされることとなる。



「お邪魔します」


家にはだれもいないのか、返事がない。


だからそのまま上がって、コウタの部屋に入る。


部屋はケンカしたあのときと、まったく変わっていなかった。



「座って」
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