姫と年下王子たち
「あたしも、あのときはごめんね…」


コウタに続いて、あたしも謝る。


ようやく、これで元通りになれる…!


そう…思っていたのに…。



「…違うんだっ」

「え?」


…なにが違うの?


あたしはコウタの言葉に、首を傾げる。


するとコウタは、信じられないことを口にした。


「…俺、他に好きな人ができたんだ…」


…え?

今…、なんて…?
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