姫と年下王子たち
けど、みんな自然消滅みたいな感じで終わった。


だからこうして、はっきりと別れを告げられたのは初めてだった。



「どうしても、無理…なのかな…?」


あたし…、なに言ってるんだろ…。


「…無理だよ」

「2番目でもいいのっ…」


本当は2番目なんて、いやっ…。


…でも今は、どんなカタチでもいいから、コウタのそばにいたかった。



「…もう無理だよ、ひな」
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