姫と年下王子たち
「ひなが帰らないって、ひなのおばさんが言ってたから、心配して探してたんだっ」


…そっか。

あたし、「夜ご飯は家で食べる」って言って出てきたんだった…。


時計を見ると、8時半だった。


「…なんで、ここがわかったの?」


人を探すとなると、キリがないはず…。


なのに絢斗は、探し回った感じでもない。


まるで目星をつけて、ここへきたみたいだった。
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