姫と年下王子たち

絢斗side

「お邪魔しまーす!」


俺は暇だから、昼からひなの家に遊びに行った。


「あら、いらっしゃいっ」


ひなのおばさんが俺を出迎える。


「おばさん、ひないる?」

「2階にいるわよ」

「ありがと!」


俺が2階へ上がろうとしたら…。


「あ、そーだ!」


なにかを思い出したように、おばさんが呟いた。


「絢斗くん。今日の夕飯すき焼きなんだけど、ウチで食べてかない?」
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