姫と年下王子たち
そして、河川敷への階段を上った。


…まさかなっ。

と思いつつも、河原を見渡す。


…すると、河川敷に座り込む人影があった。


あの紺色のワンピース…。


今日ひなが着てたのだ!


「ひな!」


俺はひなに駆け寄った。


「絢斗…どうしたのっ…?」

「ひなが帰らないって、ひなのおばさんが言ってたから、心配して探してたんだっ」

「…なんで、ここがわかったの?」
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