姫と年下王子たち
ひなは桃のチューハイを空けて、2缶目に突入した。


…初めてなのに、やるじゃん!


と思っていたが、ひなの飲むペースが極端に遅くなった。


目も重たそうに、開いたり閉じたり…。


俺が一旦便所で席を立ち、戻ってきたときには、すでにひなは腕を枕にしてテーブルで眠っていた。


「ひな、寝たの?」

「うん」

「せっかくの宅飲みなのに、なんで寝るかな~」
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