姫と年下王子たち
「重っ」

「なんだとー!?」


…やっぱり涼には、恋バナしても意味なさそうだ。


「それなら、涼は最近どうなん?」

「…俺?」


桔平の問いに、涼は顔をしかめる。


確かに涼に彼女なんて、今までに聞いたことがなかった。


こいつは、見かけ通りミステリアスな感じで、涼の女ネタが漏れたことはなかった。


まず、これまでに女がいたかも不明…。



「…俺は、最近いない」
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