姫と年下王子たち
芝田さんは制服を畳む手を止めて、肩を落とした。


あたしは、そんな芝田さんの顔を覗き込む。


「それが…、辞めないことにしたんですっ!」

「え?」


芝田さんと目が合うと、あたしはにっこりと微笑んだ。


確かに、初めは短期だけのつもりだった。

人手が足りないとかで。


でも、coco-toのスタッフのみんながいい人たちばかりで、これからも続けようと思っている。
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