姫と年下王子たち
でも秋月さんだって、あの常連客がチキングリルセットしか頼まないことは知っているはず。


いくらドジな秋月さんでも、そんな初歩的なミスを今さらするとも思えない。



その間、俺は他の客からオーダーを聞いていた。


「決定」ボタンを押すと、オーダーが印字された伝票が2枚出てくる。


ほんとこの機械、便利。


1枚は客の伝票として、テーブルに置いておく。
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