姫と年下王子たち
「芝田さん、こんなところでどうしたんですか?」


ドアの前にいたのは、芝田さん。


俺が何気なく声をかけてみると、芝田さんは驚いた顔をして振り返った。


「…わっ、ビックリした〜…。もう、脅かさないでよーっ」

「べつに、脅かすつもりはなかったんすけど…」

「ホールは?戻らなくてもいいの?」

「今は大丈夫っす」


ホールを気にするなら、なんで芝田さんもこんなところにいるんだろうと不思議に思った。
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