姫と年下王子たち
今の秋月さんは、ミス1つでクビになる危険性が高かった。


俺は伝票を眺めながら、あることがふと頭に浮かんだ。


「でもこの機械なら、だれでも他人の名前を使って伝票を作れますよね?」


前みたいな手書きの伝票なら、筆跡ですぐにだれが書いたかなんてわかる。


しかしこの機械だったら、名前を偽ってオーダーを取ることもできる。


悪用しようと思えば、いくらでもできる。
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