姫と年下王子たち
秋月さんは“心ここにあらず”といった感じで、放心状態だった。


「今日って、3時からじゃなかったの?」


俺はテーブルにもたれかかる。


秋月さんとはいつも、次の出勤時間を確認してから帰っている。


だから、この前のときだって…。


「あっ、次も長谷川くんといっしょだ~!」

「ほんとだっ。秋月さんは3時からか」

「長谷川くんは2時からなんだっ。がんばって!」
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