姫と年下王子たち
本当にありがとう、長谷川くん。



あたしはそのあと、長谷川くんが作ってくれたココアを飲む。


「そのあと、カズヤさんどうしたの…?」

「もう、その話はいいだろっ」

「そうだけど…」


もしかして長谷川くん、暴行とかで訴えられたりなんかしないよね…?


あたしは、それが心配だった。


「それに…」


…ギュッ


「……えっ」

「そんな男の名前、もう俺の前で出さないで」
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