姫と年下王子たち
「どうって言われても…。なんか知ってるような気はするんすけど、なかなか思い出せなくて…」



少しして、アップルパイのティーセットが出来上がった。


「お待たせしました」


俺は、あの女性客がいる3番テーブルへ運んだ。


「ありがとう。…うわぁ、おいしそう!」


その人は、書き込んでいた手帳をバッグにしまった。


「それでは、失礼します」

「あっ、ちょっと待って…!」
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