姫と年下王子たち
その会社の…取締役。


この人、すげぇ…。


呆気に取られながら、その下の名前に目を移すと…。


“田山美奈子(タヤマミナコ)”と書かれてあった。


田山…、美奈子…?


美奈子…。

美奈子…。


…美奈子っ……!?



「もしかして…」


俺はあまりの驚きで、思わず言葉を失った。


「やっと気づいてくれた?涼…」


その人は、髪を横で束ねる。
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