姫と年下王子たち
これはもう、何回やってもいっしょやろな…。


俺は諦めて、ひなちゃんに言われた通りにパーカーに袖を通してスウェットを履いた。


完全に部屋着やけど、…まぁいっか!



俺が着るとすぐに、ひなちゃんは問題集を広げた。


「ちょっとくらい、息抜きさせてーやぁ」

「でも、帰りに友だちと遊んできたんでしょ?」

「それは別の話ー」


俺はふと、ガラスのテーブルに目を移す。
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