姫と年下王子たち
秋月さんを危険な目に遭わせた男の名前なんて、秋月さんの口から出してほしくないし、聞きたくもない。


たとえ、そんなつもりじゃなくても。


「長谷川くん…?」


俺…、本当に心配したんだからなっ。


秋月さんに、もしなにかあったら…。

俺…どうしたらいいのかわかんねぇし。



「バカだから、なんかほっとけねぇ」


バカなんだから、俺のそばから離れんな。
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