姫と年下王子たち
ギュッと抱きしめることで、秋月さんがここにいることを確信し、俺自身が落ち着いた。


ほんとに秋月さんは、俺の“なんか”ほっとけない存在。


でも今は、その“なんか”が…なになのかがわかった。



昨日12年ぶりに母さんに会って、母さんがいなくなったときの5歳の頃の俺を思い出した。


なんで突然母さんがいなくなったかもわからず、毎日のように泣いていた。
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