姫と年下王子たち
部屋にひなちゃんのバッグも置いたままやし、また戻ってくるやろ。


俺はあまり深く考えんと、ベッドに寝転びながらファッション雑誌を読み始めた。



…ガチャ


しばらくして、静かに部屋のドアが開く音が聞こえた。


チラッと顔を覗かせると、やっぱりひなちゃんやった。


「あっ、戻ってきたんや!」


俺は温かく迎え入れる。


さて、続きでもしようかと思ってひなちゃんに近づく。
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