姫と年下王子たち
第11章 運命の告白大会

ひなside

「どうしたの!?…その顔っ!?」


文化祭1日目から帰ってきた翼は、なぜか顔にアザや傷をつくって帰ってきた。


「転んだっ」

「…転んだって。文化祭って、そんなに危ない行事だっけ…?」

「いや。楽しかったよ!」


傷をつくりながらも、翼は笑っていた。


つくり笑いでもなさそうだったから、深くは聞かなかった。


男にも、“言えない事情”…というものがあるだろうしっ。
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