姫と年下王子たち
そこに、翼が帰ってきたのだった。



「文化祭にくるとは聞いてたけど、まさか…制服を着るとは」

「いいでしょ、べつにっ」

「でも、無理があるんじゃ…」

「そう言われると思ったから、翼にはあまり言いたくなかったの〜…」

「ムキになるなよ」


翼にからかわれて、あたしは頬を膨らませる。


「それにあたし、一応今年の3月までは女子高生だったんだからねっ」
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