姫と年下王子たち
「長谷川くんだっ!」


あれ…?

長谷川くんの顔にも傷がある…。


「…え、だれ?……って、秋月さん?」


長谷川くんは上から下へと視線を移しながら、あたしの姿を眺める。


「どうしたの、その格好っ」

「エヘヘ…。文化祭だから、ちょっと調子に乗ってみちゃった…」

「制服着てるから、パッと見わかんなかったよ。どこの中学生かと思った」


…ちゅ、中学生……。
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