姫と年下王子たち
「長谷川くん、こんなところでなにしてるの!劇のために、メイクするよっ!!」

「メイク?俺、そんなの練習で一度もしたことないんだけど…。なんで今日は?」

「それは…。今日に限って、長谷川くんが顔に傷をつくってきたからー!!」

「…あ」

「急いで!!傷を目立たなくしないといけないから!」


長谷川くんは仕方ないという顔で、頭に巻いていたタオルを取った。
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