姫と年下王子たち
それに、あたしもお昼ご飯まだだし…。


せっかく、もらったのにー…。


「あたしの分も、残しておいてよね!」


翼と絢斗は、無言でオムそばを頬張っていた。



「あっれー?ひなちゃん、俺らの作ったオムそばは?」

「翼と絢斗に取られちゃって…」

「なんやてー!?」

「でも大丈夫!2人には、残しておいてって言ってあるからっ」


あたしは、翼と絢斗の方へ顔を向ける。
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