姫と年下王子たち
あたしの答えは…、もう決まっている。


あたしは大きく息を吸う。


そして…。



『….ごめんなさいっ!』


あたしは頭を下げた。


体育館内はどよめく。


『…おーーーっと!!まさかの“ごめんなさい”だぁーっ!!』


観客からは、ブーイングの嵐。


…それもそのはず。


あたしは、桜乃高校の人気者を全員フッたのだから。

こんなあたしの分際でっ…。
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