姫と年下王子たち
それなのに、その中からだれか1人を選ぶなんてこと…。

今のあたしにはできない。



『だから、ごめんなさい…!!あたしがそんな中途半端な気持ちで付き合うのは、失礼なことだから…』


あたしは、マイクをギュッと握り締める。


『その“好き”って気持ちは、これから好きになる人に伝えてあげてくださいっ』


あたしはもう一度、深く頭を下げた。



「フラれたん…初めてや」
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