姫と年下王子たち
「そうやで。俺、体育祭のときに、ひなちゃんにチューしたしっ」


…言ったったー!!


絢斗と涼の反応が気になって、若干緊張した。


でも、俺だけがひなちゃんにチューしたと思ったら、少し自慢気になった。


どうやっ!!

ひなちゃんの唇、奪えるもんなら奪ってみーや!


しかし…。


「ふ~ん。まっ、俺もひなにキスしたけどな」


余裕の表情で、絢斗がそう言った。
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