姫と年下王子たち
そして、駅前の通りを歩く。


少し歩いたところで、俺はあるカフェの前で立ち止まった。


このカフェは、由香里の家から塾までの道の途中にあり、よく由香里はここで自主勉強をしていた。


俺も何度も、このカフェにつき合わされたことがあった。


注文するものは決まっていて、いつも2人ともブラックコーヒーだった。


もしかして由香里、いるかな?


…なんてな。
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